住吉の長屋 東邸
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COMMENT
   住吉の長屋は大阪府住吉区にある安藤忠雄の初期住宅建築の代表作品・出世作である。三軒長屋の真ん中の一軒を切り取り、中央の三分の一を中庭としたプラン。台所や2階へ行くために中庭(外部)を通らねばならず、一定の不便さを強いられるがそれ以上に通風・採光による抽象化された自然を感じられる豊かな住空間を実現している。間口2間・奥行7間、14坪という狭小敷地に対する大胆な解答が脚光を浴び、安藤忠雄の名を世に知らしめる事となった作品である。

昭和54年(1979年):日本建築学会賞受賞
平成18年(2006年):DOCOMOMO JAPAN選定
[01-08]:2016年6月11日撮影
住吉の長屋 01
住吉の長屋 03
[01・03]:外観
   個人住宅の為内部を見学する事は出来ないが、実際に現地を訪れ建物と対峙すると極端なまでに閉ざされたコンクリートの箱が放つ異様な雰囲気に打ちのめされる。写真集や書籍で幾度となく目にしてきた外観であるが、外部からの影響の全てを拒絶するかのように鎮座するこのコンクリートの固まりが住宅であるという事実を現実に目の当たりにするとその異常性を改めて思い知り、同時に誌面で見た内観をイメージした時、中庭という形で内包された自然が住宅に与える影響の大きさを伺い知る事が出来る。
   また敷地の周辺環境を見ると、その大胆な解答が必ずしも奇をてらった単なる思い付きではなく、厳しい悪条件の中で豊かな住環境を実現する為に実に良く考えられた解答であったかのようにも考えさせられる。
REFERENCE
PUBLICATION
HOMEPAGE
DATA
建築名称
住吉の長屋 東邸
所在地
大阪府大阪市住吉区
設計者
構造設計
アスコラル構造研究所[※1]
施工者
まこと建設株式会社[※1]
用途
建築年代
建築様式
規模
地上2階[※1]
構造
RC造[※1]
敷地面積
57.28m2[※1]
延床面積
64.72m2[※1]
建築面積
PUBLICATION
GAアーキテクト (08) 安藤忠雄 1972-1987
編者:二川幸夫
出版:A.D.A.Edita Tokyo
発行:1987年9月18日
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